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ディーゼルこそが、地球を救う〜なぜ、環境先進国はディーゼルを選択するのか? 掲載記事
カタツムリが、おしえてくれる!―自然のすごさに学ぶ、究極のモノづくり

週刊ポスト6/18号
一般書8位

日系ビジネス
ベストセラー 16位


読売新聞 2004.05.23
環境に優しいディーゼル車!?
首都園でディーゼル車規制が始まって約八ヶ月。大気汚染の数値は改善し、効果は上々だが、最近、この流れにさからうかのように、「ディーゼル車は環境に優しい」という内容の本が売れている。
ディーゼル車は悪者、と思ってきた人には意外に聞こえるだろう。が。国は温暖化対策で、ディーゼル乗用車用の普及を目指そうとしている。ガソリン車より燃費がよく、温暖化の要因である二酸化炭素の削減につながるとの考えからだ。
都も、現状の粒子物質などの排ガス基準は不十分としたうえで、他方、ディーゼル乗用車の普及が二酸化炭素削減に効果があることは認めている。
今月、都の環境審議会は温暖化対策の提言をまとめた。都内で排出される二酸化炭素の約四分の一は自動車からのものだけに、ディーゼル乗用車の普及の是非についての検討は欠かせないはず。しかし、審議会では早い段階で審議対象から外されていた。
都の幹部はその理由を「ディーゼル車をやめろと言っているのに、一方で推進と言ったら混乱するでしょう」と明かす。
環境問題を取材すると、思い悩むことがよくある。ある面ではプラスでも、違う面ではマイナスになる。複雑な自然の仕組みの中で、物事を単純に善悪で見分けるのは難しい。
しかし都民に理解してもらうのが一筋縄ではいかないといって、議論の訴状にすら載せなかったことが正しいとは思えない。

日系ビジネス
ディーゼル車悪玉説を否定
どす黒いすすを撒き散らして都会を疾走するディーゼルトラック。石原慎太郎・東京都知事がリーダーシップを執る形で始まった「ディーゼル NO作戦」は功を奏し、昨年10月にはディーゼル車を規制する条例が1都3県で執行された。それとともに「ディーゼル車は悪」をいう考え方が日本中に浸透しつつある。しかし、エコロジー先進地域である欧州では、それとは正反対にディーゼル車を選ぶ人々が増えている。それはなぜか。
本書は、ディーゼルエンジン研究者、モータージャーナリスト、環境エネルギーの専門家が、ディーゼルエンジンに対して日本人が抱く誤解を解こうと試みるもの。世界的課題である「二酸化炭素の排出による地球温暖化問題」について言えば、ディーゼル車の排出量はガソリン車より約20%少ないと指摘。メルセデス・ベンツ、 BMWといったトップメーカーが、こぞってディーゼル車の開発に力を注いでいる現状を報告する。また「ダサい」「環境に悪い」という日本でのイメージは技術の改善によってもはや解消されたと言い、その実例を挙げていく。さらに、次世代燃料電池車の普及にはまだ多くの課題が残されており、ディーゼル車こそが以降期に重要な役割を果たすと主張する。

日系エコロジー  2004.07
排気管から真っ黒な煙を吐き出しながら、荷を満載したトラックが走るーー。
日本では、ディーゼル車に「大気汚染の元凶」というイメージが定着した。
ところが、欧州は状況が180度異なる。燃費に優れ、二酸化炭素排出削減につながる
環境配慮型の自動車というイメージが強い。フランスでは自動車販売数の6割がディーゼル車だ。
本書は、ディーゼル車のイメージの開きが、日本と欧州でなぜここまで大きくなったかを糸口に、ディーゼル車が本来備える長所を浮き彫りにしている。
共著者の3人は、ディーゼルエンジンの研究者、海外レース参加もあるモータージャーナリスト、地域循環や分散型エネルギー活用に感心をもつ研究者と多彩だ。それぞれの専門性と個性がうまくかみ合い、過去、現在、そして将来まで見渡したディーゼルエンジンの位置づけを多方面で記述している。
燃料電池車などの将来技術に着目するだけでなく、足元の技術を見直して実現的な環境対策を探る重要さを再認識させられる一冊でもある。

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